• ktogashi20201

対人恐怖症・社交不安障害と付き合って生きるー5


 私の大学生活は順調でした。卒業後のことを考え始めるまでは。


 私は教職課程をとり、大学を出たら高校教師になろうと思っていました。私なら自分のように何らかの悩みを持つ高校生の力になり、生徒の気持ちのわかる先生になりたかったし、それが私の使命だと思っていました。教育実習以外の教職に係る単位は修得していましたし、ごく自然な進路だと信じていました。

しかし、いざ具体的に卒業後の進路を考えるようになった時に、高校時代の悪夢が頭をかすめました。当たり前のことですが、学校の先生は多くの生徒の前で授業をします。また参観日では生徒の後ろに保護者が立って先生と向かい合います。それを想像するととても自分にはできそうにないとの予期不安にとらわれました。授業に集中すれば、できなくはないかもと考えたりもしましたが、それ以上に過去のつらい記憶が私を当初希望しなかった方向に追い込んでいきました。


 結局は、悩んだ末に私は予期不安に負けて教職を断念し、子供ころからなりたかった教職の仕事から逃げてしまいました。そして民間企業で外回りの仕事を探すことにしました。また対人恐怖症に振り回されて、症状とつきあうことになったのです。


 就職活動をはじめる際には「どんな仕事だったら症状に苦しむことが少なくなるか」を一番に考えました。1対1で向かい合う関係は元々苦しくはないので、職種は外勤営業の仕事を選ぶことにしました。内勤は席が向かい合わせになり、多くの人の中で仕事をすることになるので、症状に悩ませられる可能性が高く、働き続けることは難しいと判断し、事務職は絶対に避けることにしました。その他の条件はいい思い出しかないこの街の近くで働けることだけでした。


 就職活動を進めていくと、本社は東京ですが、新卒者の8割は地元に戻れて営業の仕事ができると謳っている会社があり、その文句に惹かれて就職しました。その会社のカルチャーや体質のことはあまり気にはしませんでした。

「外勤営業で地元で働くことができる。」 教職を諦めてこの条件だけで選んだことが、のちのち私の人生に大きな影響をもたらすなんてこの時は思ってもしませんでした。 

                            ・・・社会人編に続く・・・



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